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フッターの「© 2015」で損していませんか? ― 小さな年号が「この会社、営業してる?」と思わせる理由

公開日 更新日 この記事は約9分で読めます

古いウェブサイトを点検し、最新の状態へ修理する工房スタッフ。フッターの古い年号が営業中か不安にさせる理由を表したイラスト。

「うちのホームページ、ちゃんと表示されているし、特に問題はないと思うんですけど…」

ホームページ修理工房でサイトを拝見するとき、私たちがわりと早い段階で見る場所があります。トップページの、いちばん下。会社名と一緒に小さく書かれている「© 2015 ○○株式会社」のような一行です。

ふだん誰も気にしないような、豆粒ほどの文字です。でも、初めてサイトを訪れたお客様は、意外とこういう細かいところを見ています。そして、その年号が何年も前のままだと、心の中でこうつぶやくかもしれません。「この会社、まだ営業してるのかな?」

この記事では、フッターの年号がなぜ気になるのか、そもそも「©」とは何なのか、そして年号だけでなくサイト全体の「古さのサイン」をどう直せばいいのかを、わかりやすくご紹介します。まずは4コマ漫画でどうぞ。

4コマ漫画「フッターの© 2015」。古い年号が不安を与える理由と、年号の自動更新・お知らせ更新でサイトの信頼感を取り戻す流れを紹介。
4コマでわかる「フッターの© 2015」(画像をタップ・クリックすると拡大します。登場するお客様・サイトは説明のための架空の例です)

先に結論:「© 2015」は間違いではない。でも「放置のサイン」に見える

最初にお伝えしておくと、フッターの「© 2015」は法律的に間違っているわけではありません。あとで説明するように、©表示に書く年は「最初に発行した年」とされていて、2015年に作ったサイトなら2015年と書くのは、むしろ正しい書き方です。

問題は、見る人の受け取り方です。サイトを訪れたお客様は、©の正式なルールなど知りません。目に入るのは「2015」という数字だけ。そして、ほかのページにも新しい情報が見当たらなければ、「このサイトは2015年から止まっている」「もしかして、もう営業していないのでは?」と考えてしまいます。

冷蔵庫の奥から出てきた調味料の賞味期限が「2015」だったら、まだ食べられるかもしれなくても、ちょっと手を伸ばしにくいですよね。フッターの年号は、ホームページの「賞味期限ラベル」のように読まれてしまうことがあるのです。

そもそも「©」って何? 書かないと著作権がなくなるの?

「©」は「マルシー」や「サークルC」と呼ばれる記号で、Copyright(著作権)の頭文字です。では、この表示がないと著作権が守られないのかというと、そんなことはありません。

文化庁は、著作権について「著作物を創作した時点で自動的に発生し,その取得のためになんら手続を必要としません」と説明しています。日本では、文章や写真を作った時点で著作権が生まれていて、「©」を書くかどうかは関係ないのです。これを「無方式主義」といいます。

中小企業基盤整備機構のJ-Net21でも、かつて登録や表示が必要な国(方式主義の国)があったために「©」が使われてきたこと、その後ほとんどの国が無方式主義になって、表示の意味は薄れていることが解説されています。一方で、だれの著作物かをはっきり示して、無断利用をけん制する意味はあるとも書かれています。

よくある疑問 答え
©を書かないと著作権がなくなる? なくなりません。日本では作った時点で著作権が生まれます
©を書く意味はある? だれの著作物かを示し、無断利用をけん制する意味があります
年号は何年を書くのが正しい? 一般には「最初に発行した年」。「2015–2026」のように期間で書く例も多く見られます
年号が古いと法律違反になる? なりません。困るのは、お客様からの見え方です

お客様は「更新されているか」で信頼を判断している

「年号ひとつで、そこまで印象が変わるの?」と思われるかもしれません。参考になるのが、アメリカのスタンフォード大学の研究チーム(B.J. Fogg氏ら)が、4,500人以上を対象にした3年間の研究をもとにまとめた「Webサイトの信頼性を高める10のガイドライン」です。

その8番目には、サイトの内容をこまめに更新すること(少なくとも、最近見直したことがわかるようにすること)が挙げられていて、人は最近更新されたサイトをより信頼する、と書かれています。同じガイドラインでは、誤字やリンク切れのような小さなミスも、思っている以上に信頼を下げるとしています。

つまりお客様は、細かい部分から「この会社はきちんと手入れをしているか」を感じ取っているということです。フッターの古い年号は、まさにその「小さなサイン」のひとつです。

笑顔で話す工房スタッフのイラスト
工房スタッフ

フッターの年号を見て「ここは大丈夫かな?」と思うのは、Webにくわしい人だけではありません。ほかのお店と比べながら探しているお客様ほど、こういう細かいところで判断しがちなんです。

おすすめの直し方は2つ。「自動で今年」にするのが手間なし

フッターの年号の直し方は、大きく分けて次の2つです。

書き方 表示の例 向いているサイト
期間で書く © 2015–2026 ○○株式会社 開業からの年数も伝えたいサイト
今年だけを書く © 2026 ○○株式会社 すっきり見せたいサイト

どちらの場合も、毎年1月に手で書き換えるのではなく、今年の年号が自動で表示されるようにしておくのがおすすめです。WordPressのサイトなら、テーマのフッター部分に「今年の年」を表示する短い命令を入れておけば、年が変わると勝手に切り替わります。一度直してしまえば、それ以降の手間はかかりません。

ただし、テーマのファイルを直接書き換えると、書き方を少し間違えただけでサイトが真っ白になってしまうことがあります。また、テーマを更新したときに修正が消えてしまうこともあります。自信がない場合は、無理をせず専門家に任せるのが安全です。

年号だけ今年にしても、それだけでは足りない理由

ここで、ひとつ大事な注意があります。フッターの年号だけを「2026」にしても、トップページの「お知らせ」の最新記事が2019年のままだったら、どう見えるでしょうか。

年号は新しいのに、中身は古いまま。これでは、厚化粧をしても寝ぐせがそのまま、のような状態です。むしろ「年号だけ自動で変わるようにしてあるんだな」と見抜かれて、かえって放置ぶりが目立ってしまうこともあります。

フッターの年号は、あくまで「入り口」です。大切なのは、サイト全体が今の会社の姿を表しているかどうか。年号を直すタイミングで、ほかの「古さのサイン」もまとめて点検するのがおすすめです。

長いあいだ更新していないサイトにどんなリスクがあるかは、ホームページを長い期間更新しないでいると生じるデメリットでも詳しく紹介しています。

年号のほかにもある「この会社、大丈夫?」と思われるサイン

フッターの年号と同じように、お客様に「止まっているサイト」という印象を与えやすい場所をまとめました。

古さのサイン お客様にはこう見えるかも
「お知らせ」の最新記事が何年も前 もう情報を出していない=営業していない?
臨時休業・営業時間短縮のお知らせが、何年も前のまま残っている 今も短縮営業なの? 電話して確かめるのも面倒…
「Internet Explorer推奨」などの表記 Internet Explorer 11 は2022年6月15日にサポートが終わっています。かなり前のサイト?
Flashで作られた部分が真っ白・動かない Flash Playerは2020年12月31日にサポートが終わり、今のブラウザでは表示されません。壊れている?
スタッフ紹介や料金表が昔のまま 今もこの人がいるの? この値段で合ってる?
リンクをクリックすると「ページが見つかりません」 管理されていないのかな?

どれも、ひとつひとつは小さなことです。でも、いくつも重なると「この会社に問い合わせても大丈夫かな」という不安につながります。

今日からできるセルフチェック

ご自分のサイトを、初めて訪れたお客様のつもりでスマホで開いて、次の点を確認してみてください。

チェックすること 確認のしかた
フッターの年号が今年、または「〜今年」になっている トップページをいちばん下までスクロール
「お知らせ」の最新記事が、ここ数か月以内 トップページのお知らせ欄の日付を見る
営業時間・定休日・電話番号が今と同じ 会社概要・アクセスのページを見る
終わったキャンペーンや古い臨時休業のお知らせが残っていない トップページとお知らせの一覧を見る
リンク切れや、表示されない部分がない メニューを上から順にクリックしてみる

「どこが古く見えているのか、自分ではよくわからない」という場合は、URLを入れるだけの無料ホームページ診断で、サイトの状態をチェックしてみてください。

フッターには、年号のほかにプライバシーポリシーへのリンクを置くのが一般的です。リンクが見当たらない、内容が古いという場合は、「プライバシーポリシー、ちゃんと載っていますか?」のコラムもあわせてご覧ください。

考えながら話す工房スタッフのイラスト
工房スタッフ

お知らせを毎週書くのは大変ですよね。でも、季節のごあいさつや、年末年始の営業日のお知らせだけでも「ちゃんと動いている会社」だと伝わります。まずは年に数回からで大丈夫ですよ。

ホームページ修理工房にできること

ホームページ修理工房は、今あるホームページを「作り直さずに直す」お手伝いをしています。フッターの年号のような小さな修正も、1か所から承ります。

  • フッターの年号を、毎年自動で切り替わるように修正
  • 古いお知らせの整理、営業時間や料金表など情報の更新
  • Flashなど、今は表示されない部分の作り替えやリンク切れの修正
  • 修正したあとも古くならないよう、月々の保守で更新をお手伝い

全面的なリニューアルが必要かどうか迷ったら、ホームページは「作り直す」か「直す」か?もあわせてご覧ください。まずはURLを送るだけの無料ホームページ診断からどうぞ。料金の目安はサービス詳細・料金をご覧ください。

※本記事の内容は、2026年10月時点で下記の出典を確認したものです。著作権に関する個別のご相談は、専門家にご確認ください。記事中の「お客様の声」や表示例は、説明のためにコムネットが作成した架空の例です。

出典

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