常磐線沿線コラム

取手・我孫子・柏のホームページ、「県境」と「駅名」で損していませんか?【常磐線沿線のWeb活用①】

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コラム『常磐線沿線のホームページ、県境と駅名で損していませんか?』のアイキャッチ。工房スタッフの後ろを、緑と青の帯を持つ常磐線の電車が走るイラスト。

「うちは取手のお店だから、ホームページには『取手市』と書いておけば十分ですよね?」――常磐線沿線のお客様から、こんなお話をうかがうことがあります。

お気持ちはよく分かります。住所はたしかに取手市ですし、ちゃんと書いてあります。ところが、実際に来てくださるお客様の顔ぶれを思い浮かべてみると、我孫子や柏、守谷や龍ケ崎から来ている方も少なくないはずです。お客様は県境ではなく、線路に沿って暮らしています。ここに、ホームページの「もったいない」が隠れていることがあります。

このコラムは、常磐線沿線でお店や会社を営む方に向けたシリーズ「常磐線沿線のWeb活用」の第1回です。今回は「お客様がどんな言葉で検索しているか」に注目して、県境・駅名・駅名の変更という、この地域ならではの落とし穴をご紹介します。まずは4コマ漫画でどうぞ。

4コマ漫画『県境で止まるホームページ』。1コマ目:取手のお店から、取手市だけ書けば十分か相談を受ける。2コマ目:工房スタッフがサイトを点検し、対応エリアが取手市だけで駅名もないことを確認。3コマ目:常磐線の電車が利根川の橋を渡り、我孫子・柏・取手など県境を越えてお客様が来ることを説明。4コマ目:駅名と対応エリアを書き足す改善を提案し、お客様が線路に沿った商圏に気づく。
4コマでわかる「県境で止まるホームページ」常磐線・縦長版(画像をタップ・クリックすると拡大します。登場するお客様・サイト・路線図は説明のための架空の例です)

常磐線沿線は「県境をまたいで暮らす」エリアです

常磐線は、利根川をはさんで千葉県と茨城県を結んでいます。取手駅は茨城県ですが、東京寄りの隣駅の天王台駅、その先の我孫子駅は千葉県です。電車で数分の距離ですが、県が違えば行政の区分も、地域の呼び名も変わります。

県 地域の呼び名 含まれる主な市町村
千葉県 東葛飾地域(東葛) 松戸市・野田市・柏市・流山市・我孫子市・鎌ケ谷市
茨城県 県南地域 取手市・守谷市・龍ケ崎市・牛久市・つくば市・つくばみらい市・土浦市 など14市町村

地元の方にとって、「東葛」と「県南」は当たり前の言葉です。けれども、ホームページに書かれていなければ、その言葉で探している人には見つけてもらいにくくなります。同じ商圏なのに、検索される「地域の言葉」が2種類あるのが、このエリアの特徴です。

実際、取手のお店の常連さんが我孫子にお住まい、柏の会社の取引先が守谷にある、といったことはごく普通です。それなのにホームページの対応エリアが「茨城県取手市」だけだと、県境の向こうのお客様には「うちの近くじゃないのかな」と思われてしまうかもしれません。

笑顔で話す工房スタッフのイラスト
工房スタッフ

県境は、地図の上ではくっきりしていますが、お客様の生活の中ではほとんど意識されていません。ホームページだけが県境で止まっていないか、一度見直してみましょう。

お客様は「市の名前」より「駅の名前」で探していることがあります

常磐線沿線で暮らす人は、「取手市に住んでいる」より「取手駅の近く」「天王台のほう」と、駅を目印に場所を考えることが多いものです。お店を探すときも同じで、「市の名前+業種」だけでなく、「駅の名前+業種」で検索されることがあります。

Google は、ローカル検索の結果を決める主な要素として「関連性」「距離」「知名度」の3つを挙げています。このうち関連性とは、検索された言葉と、ビジネスの情報がどれだけ合っているかのことです。ホームページやGoogleビジネスプロフィールに駅名が一度も出てこなければ、駅名で探した人とのつながりを作りにくくなります。

お客様の探し方(例) ホームページに書いておきたいこと
取手市 整骨院 住所(市区町村名)
天王台 美容室 最寄り駅名と「駅から徒歩○分」
我孫子 リフォーム 対応エリアとして隣の市の名前
東葛 税理士/県南 工務店 地域の呼び名(必要に応じて)

※上の表の検索語は、コムネットによる説明のための例示です。

ページのタイトルや見出し、アクセスの欄に「JR常磐線 天王台駅から徒歩5分」と書くだけでも、お客様にとって分かりやすく、検索エンジンにも伝わりやすくなります。

駅名が変わったら、ホームページも「お引っ越し」が必要です

常磐線沿線には、駅名が変わった駅があります。JR常磐線の「佐貫駅」は、2020年3月14日に「龍ケ崎市駅」へ名前が変わりました。もう6年以上前のことですが、ホームページのアクセス欄やチラシのPDFに「JR佐貫駅から徒歩5分」と残っているケースは、今でも見かけます。

ここで、もうひとつ目から鱗のポイントがあります。龍ケ崎市駅のすぐそばには、関東鉄道竜ヶ崎線の「佐貫駅」があり、こちらは今も「佐貫」という駅名です。つまり、ホームページに「佐貫駅」とだけ書いてあると、JRの駅なのか、関東鉄道の駅なのか、初めての方には分かりにくいのです。

書き方 読んだ人の受け取り方
JR佐貫駅から徒歩5分 「今はない駅名…?情報が古いのかな」
佐貫駅から徒歩5分 「JR?関東鉄道?どっちの駅だろう」
JR常磐線 龍ケ崎市駅から徒歩5分(関東鉄道 佐貫駅からも徒歩5分) 「どちらから来ても分かる」

※上の表の距離・書き方は、説明のための架空の例です。

古い駅名がそのまま残っていると、フッターの年号が古いままのサイトと同じように、「このお店、ちゃんと今も営業しているのかな?」という小さな不安につながりかねません。

「龍ケ崎」と「竜ヶ崎」― 表記ゆれにも気をつけたい

同じ地域でも、漢字の表記が分かれていることがあります。たとえば、市の名前は「龍ケ崎市」、JRの駅は「龍ケ崎市駅」ですが、関東鉄道の終点の駅は「竜ヶ崎駅」です。「ケ」と「ヶ」の違いもあります。

検索エンジンはある程度の表記ゆれを吸収してくれますが、お客様が地図アプリや乗換案内で駅を探すときには、正しい表記のほうが迷いません。ホームページでは、市の名前は市の正式な表記、駅の名前は鉄道会社の表記にそろえておくと安心です。

サイトの中で表記がバラバラになっていないかは、ページを開いてブラウザの「ページ内検索」(パソコンなら Ctrl+F)で「竜」「龍」と入れてみると、すぐに確かめられます。

対応エリアは「線路に沿って」書いてみましょう

出張や訪問のあるお仕事なら、対応エリアの書き方を見直すだけで、ホームページの伝わり方が変わります。たとえば、次のような書き方です。

見直し前:「対応エリア:茨城県取手市」
見直し後(例):「対応エリア:取手市・守谷市・龍ケ崎市・つくばみらい市(茨城県)/我孫子市・柏市・流山市・松戸市(千葉県)。JR常磐線・つくばエクスプレス沿線を中心にうかがいます。」

※上の書き方は、コムネットによる説明のための例示です。

あわせて、Googleビジネスプロフィールの「サービス提供地域」も確認しておきましょう。Googleのヘルプによると、サービス提供地域は最大20か所まで指定でき、全体の範囲はビジネス拠点から車でおよそ2時間以内に収めるよう案内されています。ホームページとGoogleビジネスプロフィールの対応エリアがそろっていると、お客様にとっても分かりやすくなります。

考えながら話す工房スタッフのイラスト
工房スタッフ

対応エリアにたくさんの市を並べすぎると、かえって「本当に来てくれるの?」と思われることもあります。実際にうかがえる範囲を、正直に書くのがいちばんです。

今日からできる、5分セルフチェック

ご自分のホームページを開いて、次の5つを確かめてみてください。ひとつでも「いいえ」があれば、見直しのチャンスです。

チェック項目 確認する場所
最寄り駅の名前が書いてある トップページ・アクセス・会社概要
駅名が今の名前になっている(佐貫→龍ケ崎市など) アクセス・地図の説明・PDFのチラシ
JRと私鉄など、どの路線の駅か分かる アクセス
対応エリアに、県境の向こうの市も入っている(実際に対応している場合) サービス紹介・会社概要
地名や駅名の漢字の表記がそろっている サイト全体(ページ内検索で確認)

「自分で直したいけれど、どこを触ればいいのか分からない」「更新のやり方が分からなくなってしまった」という場合は、無料ホームページ診断で、気になるところをまとめて点検することもできます。長いあいだ手を入れていないサイトの注意点は、ホームページを長い期間更新しないでいると生じるデメリットでもご紹介しています。

次回は「お客様がホームページを見る時間と場所」

シリーズ「常磐線沿線のWeb活用」の第2回では、都内へ通勤するお客様が帰りの常磐線の車内でお店を探している、という視点から、営業時間・予約・駐車場の書き方を取り上げる予定です。第3回では、台風や運休の日にすぐ「本日休業」を出せるかどうか、もしものときの発信についてお話しします。

ホームページ修理工房にできること

ホームページ修理工房では、ホームページを作り直さずに、気になるところだけを直すお手伝いをしています。今回ご紹介したような内容なら、たとえば次のような作業です。

  • アクセス欄・会社概要への最寄り駅名の追加や、古い駅名の書き換え
  • 対応エリアの文章の見直し(隣の県の市を含めた書き方の整理)
  • ページタイトルや見出しへの地域名・駅名の反映
  • 地名・駅名の表記ゆれの洗い出しと統一

運営元の有限会社コムネットは、東京都練馬区の本社に加えて、茨城県取手市に取手事務所(常磐線沿線窓口)を設けています。取手・我孫子・柏・松戸・龍ケ崎・牛久・土浦、つくばエクスプレス沿線の流山・守谷・つくばのお客様には、伺ってのご相談にも対応します。対応エリアは常磐線沿線のホームページ作成・修正のページでご案内しています。今のサイトのホームページ修正のほか、ホームページの新規作成も承ります。まずは無料ホームページ診断から、お気軽にどうぞ。

※本記事の駅名・地域区分・各サービスの仕様は、下記の出典に記載された時点の情報です。駅名や行政区分、Googleの仕様は変わることがあります。

出典

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